初日・第15回広島国際アニメーションフェスティバル

2014年8月21日の話。

初日はボランティア。
バス路線はまだ混乱してるかもと時間に余裕を持ってアストラムで行ったらだいぶ早くついてしまう。
前回ボランティア参加したかったけど諸事情で見送ったので、4年分くらいの気持ちで望む初日、前のめり。
会場はお馴染みアステールプラザ

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ちなみにウエストポーチにはラッピーの缶バッジと、「現代日本のアニメーション」で上映予定の「カラスの涙」のピンバッジ。
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見れないながらも手塚作品の上映がある日ということで「リボンの騎士」手ぬぐいを装備していくという。

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ホント前のめり。




今回自分は小ホール会場班。
会場班はチケットもぎりorホール内ドア付近待機がメイン。
で、今年の小ホールは完全ハンガリー特集漬け。

ハンガリーアニメ、Eテレ2355ぐだぐだアニメのログジャムがハンガリーだったような…というくらいでイメージさっぱり沸かず。

でしたが、初日はじめのプログラム「ハンガリー特集1・学生の作品集①」が、とても良かった!
ここでいきなりコンペ作品で気になってた「シンフォニー No.42」も見れてしまうというサプライズ。

続く「ハンガリー特集2・学生の作品集②」では同じく「ペーパー ワールド」も見れてしまう。
ハンガリー特集3・コレクション①」「ハンガリー特集4・コレクション②」もバラエティ豊かで面白い。

もちろんボランティアスタッフしながらなので全部をじっくり見ていたわけでもないのだけど。

初日は客足もゆるいので、合い間に展示室も見て回らせてもらったりも。




1階の「エデュケーショナル・フィルム・マーケット」をチラッと覗いて、インフォメで会場展示案内図も載ってる「ラッピーニュース」もらったりポストカードやチラシをいくつか貰ったり。


「シンフォニー No.42」のポストカードあった。

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「カラスの涙」(上)も。
「寫真館」のチラシも。

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前夜イベントのときの書かな?も一階に。

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階段の壁なんかには色々上映やセミナーの情報が。

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子供達の「パラパラアニメ」をいくつかパラパラ見てきたり。(すごく上手なのとかあったしどれも面白かった!)

上階、やっぱり初日は「フレーム・イン」&「ネクサス・ポイント」は空きのようで。
でもここでもコンペ作品ダイジェストの上映やってたみたい。

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ハンガリー展」お国紹介パネルのほかに原画展示やモニタ2台でアニメーション流してたり、絵本なんかがおいてあったり。
ここでも、ホールでも無料配布してたのだけど、ハンガリーアニメの冊子がとても豪華。
今回のために作ってくれたやつで、パラパラめくると「ログジャム」も載ってた。

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「ノーマン マクラレン生誕100周年記念展」は小さな部屋でのパネル展示だけどモニタもあって「隣人」とかも流れてました。


「広島大会設立30周年記念特別展」は少し照明を落として映像を投影しているものの、アニメを上映するモニタはなくて若干拍子抜け。
14本の柱にポスターとその次代背景とその回の貴重写真をそれぞれ貼って展示してありました。左からまわっていくと過去に遡る感じ。
お馴染みさん向けかな…よく見ると本当にすごいお宝写真だったりなんだけど、いかんせん素人にはどれが誰だかわからないという。
キャプションは来場者が付箋紙に書いて貼ってね!という感じで、最終日にはいっぱい色々書かれてるかもと思ったけどそこまで増えなかった印象。
でも伊藤有壱さんとか山村浩二さんが書いていったらしき付箋とかもついてたし、手塚治虫先生やら、ジョン・ラセター監督やら、他にも色々すごい人たちの写真もあったので、
また機会があったらどこかで展示して欲しいなと思いました。
個人的にびっくりしたのは第二回大会の「徹子の部屋」?!
黒柳徹子さんを聞き手にアニメ監督二人のトークショー(?)があったんですか?マジですか?
いやー知らないことがいっぱいあるわー。


「コンピュータ・アニメーション・メイキングワールド」&「キッズ・クリップ」連日にぎわってたみたい。
ちなみにホールのボランティアは東京とかからの美術系学生さんと広島の国際系の学生さんが多そうだったけど、広島の美術系学生さんはこっちの担当された方が多かったりしたのかな?

あと、今年は一部屋来場者休憩室に開放されてて親切だった。


ホール前の物販ブースをぐるっと回ってプログラムガイドブック買ったり、ペコラペッドさんのDVD買ってサインも書いてもらったり。
チェコアニメグッズとかも可愛かった。
小ホールの前には久里洋二さんのブースがあって自由の女神の目に映像を投影しているインスタレーションも見れたり。
あと、小さくて可愛い肉筆画販売されてたので思わず私も一つ。

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かわええのをチョイス。この画像より実物小さいくらいかな。
別のブースで今回のポスター絵も売られてたような。

初日は開会式とコンペも4作品ほど見てから帰りました。
どれも良かった!「PIK PIK PIK」が楽しくて可愛くてお気に入りに。

プレ上映で気になったものを初日で全部見れてしまうラッキーな初日でした。



前夜・第15回広島国際アニメーションフェスティバル

2014年8月20日の話。

広島アニメフェス開催前日。
未明の雷雨により発生した土砂災害。
ニュースを見つつ半ば呆然としていました。

開催予定だった市民前夜祭は中止となるも「プレ上映会」は行うとのことで八丁座へ。
コンペ作品ののダイジェスト上映だけ見れれば…と思ったら何やら色々と催しが。


八丁座はとても和風で雰囲気がいいところなので県外の方にも広島に来たらぜひ寄って欲しい映画館です。
座席広々しててとてもすわり心地いいの。
http://www.saloncinema-cinetwin.jp/theater/
イベントやるにはちょっと狭そうだったけど。

前夜祭は海外等からのゲストのおもてなしという面があるようで。
ゲストと関係者と出演者とその関係者…みたいな方が多かったのかな。

弦楽器の演奏から殺陣やら日舞やら書道やら色々堪能させて頂きました。
日舞上村松園の大好きな絵「娘美雪」が出てて、あと琴と。そういう演目だったのかな。
八丁座オーナー美しかった!名取なんだそうな。
書はフェスティバルディレクター木下小夜子さんのリクエストでアニメの語源アニマ=「魂」なども書かれてました。

あと、この会場でやっとプログラム詳細の冊子を手に入れられたので翌日からの予定を考え始めることができました。

その後コンペのダイジェスト上映。
連日のコンペに参加予定の人はあえてここで見る必要もないということで観覧数はさほど多くなく。

ここではコンペ初日の「ヴァーチュオソ ヴァーチュアル」と3日目の「ペーパー ワールド」が気になり。
ダイジェストながら「シンフォニー No.42」にそれとなく衝撃を受け…。

行きは間違いなく動いてるアストラムラインを使ったものの、帰りのバスがあるか気にかかっていたので上映後即撤収。
バスは午前中のような混乱は無い様だったものの、通常の終点まで行けない臨時便になってました。

プレ上映会、二年後は前夜祭と切り離して一般市民向けにもう少し早い時間とか複数回上映やってくれたらいいなぁなどと思いました。
あるいはテレビでコンペダイジェストを流す機会なんかがあればもっといいなぁと思います。

8/19-20雷雨

自分の住んでるところは、いたって何事もなかったのだけど、
親しみのある地名が連日ニュースで被災地と呼ばれていて何と言っていいのかわからない。



広島アニメフェスの開幕もせまった8/19の夜。
20時くらいだったか、激しい雷雨がきた。

スマホで雨雲レーダー画面とか見つつ。
はじめは「ひどい雷雨だけど通り雨だろうな」としか思ってなかった。

でも雨雲の塊が通り抜けるはずの時間になっても雷雨がおさまらない。

「こんなにひどいの初めてじゃない?」というほどの雷。
切れ目無くピカピカ光り、時には家が震えるほどの地響きまで。
ビビリなので普段から雷のたびオロオロしているのだけどこの日は本当に恐ろしかった。

ツイッターなんかを見ていると、本通が停電したとか、白島が冠水してるとか。
何度も雨雲レーダー画面をみるけれど、どうも雨雲が通りすぎかけるとすぐ次のが来てる。
大竹市あたりから次々と雨雲が発生しては北東方向へ流れて来てる様子。

とりあえずPCの電源落としてプラグ抜いて。
雷も雨も続くけど、それでも少しは収まったかと日付の変わる前に就寝。

2時間後くらいにはまた激しい雷雨の音に目が覚めた。
まだ雨雲は発生し続けて流れ続けて来てる。

3時だか4時だかになるまで雷雨は続いてた。
各種警報は出まくってたし、消防車のサイレンもたくさん聞こえた。


本当に経験のないような雷雨だった。
もしも自宅付近に避難勧告が出されたとして、この雷雨の中で外に出る勇気があったかどうかわからない。

朝になって、全国ニュースのトップになっていることで被害の大きさを知る。
停電や冠水の話ではなく山本の土砂崩れだった。

行きかうヘリの音が聞こえ、消防車のサイレンも聞こえてた。
昼のニュースは終わらなかった。
テレビ画面にはずっと枠がついてて災害情報が流れていた。
被害の全容もまださっぱりつかめないようだった。
山本だけでなく、緑井、八木、可部も。





それから一週間たってもNHKの枠は消えていません。

前夜祭のパレード等は中止になったけど、広島アニメフェスは開催されました。
賛否あるのだろうとは思うけど、個人的には開催してくれて良かった。
私は20日から被害のあった地域に背を向けてアニメフェスの方を向いてました。
夜、家に帰ってテレビを見ると昼間は夢の国に行ってるんだなとぼんやり思ったりしてました。

つらい映像ばかり流れるのでニュースもあまり見なくなりました。
悲しい思いをしている人に執拗にマイクとカメラを向けていることがどうしても嫌で。
子供のお葬式にカメラなんか向けないで欲しい。
取材してる人たちだって、自分の家族の葬式にカメラとマイク向けられて執拗にインタビュー求められたら嫌じゃないの?
被災者に嫌がらせなんかしないで、もっとこれからみんなの役に立つことを取材して欲しい。



以前、いろいろ個人的に自粛して、ニュースを沢山見て、どうにも滅入って体調悪くなってしまったことがあったので今回は意識的に目をそらしてアニメフェスに全力出しました。
こういう姿勢にももちろん賛否あるかもしれない。
目をそらすといっても忘れてしらんぷりをするつもりではないので、これから出来ることを考えているところです。


「みんなのうた」と広島アニメフェス

第15回広島国際アニメーションフェスティバル
2014/8/21~8/25アステールプラザで開催 http://hiroanim.org/



この時期、広島市現代美術館広島県立美術館あたりで「みんなのうた50年展」的なものやって欲しいなーと思ったりするのですという話。


広島国際アニメーションフェスティバルで上映されるアニメってどんなもの?」

ていう問いには「NHKみんなのうた みたいな感じ!」と答えるのが手っ取り早いような気がするからです。
もちろん「みんなのうた」には完全実写のもあるし厳密に言えば違うんだけど。


まずは「みんなのうた」公式の動画ページを別窓で開いていただいて
http://www.nhk.or.jp/minna/movie/index.html


このなかで「いわゆるアニメ」という感じなのは2段目右端「カゼノトオリミチ」
もうこれ本当に曲も映像も大好き。放送見たとき、たった数分で泣きましたよ私は。
ちなみにアニメーションは望月智充さん、近藤勝也さん、田中直哉さんというスタジオジブリの「海がきこえる」メンバー?!という。
広島アニメフェスで「いわゆるアニメ」が上映されることもままあります。
ジブリ作品が上映されたこともありますし、高畑勲監督は来場されたことがあるはず。


次は右下「アオゾラ」
手描きの柔らかい絵本のようなタッチ。
南家こうじさんのアニメーションて本当に絵も可愛いし動きも気持ちいいし色んなタイプのものを作られててすごい!大好き!
だってこの方、「うる星やつら」のオープニング&エンディングアニメとか、「スプーンおばさん」のキャラクターデザインもやってるんだよね。
テレビアニメでもOP&EDはわりと実験的なものも多かったりして面白い。
あんみつ姫」とか「らんま1/2」のもすっごい好きだし、クレジット出てないけど「クリィミーマミ」もそれぽい感じだし音と絵のタイミングがたまらんのですわー。


ではあらためて左上からサクサク行きます。


月のワルツ
これも好きっス。うん、基本「みんなのうた」全般好きなんだけども。
これも「いわゆるアニメ」方面だけどちょっと不穏なアート作品ぽさが滲んでます。


ぼくはくま」「メトロポリタン美術館
人形を1コマずつ動かして撮るタイプのいわゆるコマ撮りアニメもアートアニメ方面ではスタンダードな感じで。


グラスホッパー物語
コマ撮りアニメ+実写のっぽさんが合成されてちょっと複雑な感じに。
伊藤有壱さんはEテレプチプチアニメでお馴染みの「ニャッキ!」を作られてる方です。
広島アニメフェスにもよく来場されてるのでよくスタッフさんのTシャツとかにニャッキサインが描かれてたりします。いーなー。
ちなみに今年も8月23日9:15からの「子どものためのアニメーション」プログラム内で「ニャッキ!」上映されるそうです。


二段目以降、絵本が動いてるようなタッチのアニメーションとかコマ撮りとか色々と。
「いわゆるアニメ」とは違うけど皆さま全然馴染みがないというわけでもない感じじゃないかなと。


下から二つ、右から二つ目の「セルの恋」
加藤久仁生さんの「つみきのいえ」アカデミー短編アニメ賞受賞は有名ですが、広島アニメフェスでもヒロシマ賞と観客賞をとってらっしゃいます。
会場にも来られてたのよ。


これ以外にも「みんなのうた」には粘土アニメも砂アニメもCGアニメもあったりとアニメーションの多様性が感じられるし、
久里洋二さんとか古川タクさんとか広島アニメフェスによく来られてるお馴染みの方々の作品も多いし。
絶対良いと思うので2年後あたり是非検討よろしくお願いします!

と、「みんなのうた」の映像が好きな人は広島アニメフェス方面のアニメも好きなのあると思うので是非いろんな短編アニメを見てみてください~。


広島アニメフェスは広島のアニメファンの敵じゃない!

第15回広島国際アニメーションフェスティバル
2014/8/21~8/25アステールプラザで開催 http://hiroanim.org/



どうも、TVアニメ過疎地です。広島です。

今でこそBSやネットの無料放送で見れるものも増えたけど、
昔からアレもコレも放送されなかったり一年遅れだったり
テレ東系がないからってのもあるけどそれだけじゃない気がするよね。


という広島でですよ

広島国際アニメーションフェスティバルをよろしくね!」

ていうとですよ

「こんなアートなやつ要らんからTVアニメ増やせや!」

と思う人はやっぱり結構いると思うわけですよ。
近年アニメフェスっていうと日本のいわゆるアニメの見本市的なやつとかのイメージを持ってる人も多いと思うし。
それを期待して「どれどれ」と見てみたら全然違う雰囲気でがっかりするのも気持ちはわかるのですよ。



でもそんないわゆるアニメ好きの人にこそ広島アニメフェスに興味持ってもらいたい!
と個人的には思うのです。
広島アニメフェスは広島のアニメファンの敵じゃないのです!


だって広島アニメフェスがなくなったってTVアニメ放送は増えないけど、
広島アニメフェスが盛り上がったら、もしかしたらアニメ放送のスポンサーになろうかという企業が出てくるかもしれない!


そりゃもちろんメインのコンペ部門に日本のTVアニメはないし
同人誌とかコスプレとかそういう方向じゃないし
ゲスト声優もアニソン歌手も来ないし
日本のテレビアニメ作ってる会社があれこれ作品ブース出したりしませんけども。



いわゆるアニメと一切関係ないかというとそうでもない。
そもそも第一回のグランプリは手塚治虫先生なんですもん。
今年は『森の伝説 第二楽章』世界プレミアなんていうプログラムもあります。
森の伝説PART-1:アニメ・映像wikiTezukaOsamu.net(JP) 手塚治虫 公式サイト http://tezukaosamu.net/jp/anime/75.html


アートアニメとTVのアニメに共通する表現はいろいろあるし、
王と鳥」とジブリアニメみたいに元ネタともいえるようなものもあるし
CGアニメなんかは短編で実験的に作られていたものがいつのまにかTVアニメのスタンダードになってたりとか。


広島アニメフェスの中で「いわゆるアニメ」を探してみるのも結構楽しいのです。

昔はTV新作アニメの宣伝用CD-ROMが配布されてたこともあったよ。
(広島では放送されなかったけど「巌窟王」…)

コンペにはなくても「現代日本のアニメーション」なんていうプログラムでは「いわゆるアニメ」寄りのものが上映されたり。
前回は大友克洋監督「火要慎」、森田修平監督「九十九」なんかが劇場公開よりずっと早い段階で見れるなんてこともあったし。
「ショート・ピース」プロジェクト最終形態PV: http://youtu.be/9ihx542wz2M


文化庁メディア芸術祭ブースでは前回「魔法少女まどか☆マギカ」(オリジナルダイジェスト1分30秒)とかも流れてたし。
今回のメ芸ブースでは http://jmaf-promote.jp/prog/398.html このへんが流れるみたい。
湯浅 政明監督「キックハート」あたりが気になるなー。あと「Airy me」も怖いけどTVアニメとか好きな人にはオススメしたい。

「ネクサス・ポイント」というプロ作家とかが持ち込み上映したりするプレゼンスペースでメ芸のプレゼンがあるらしいのでそっちも気になるところ。(日時不明)
プレゼン後にこちら http://jmaf-promote.jp/prog/397.html を流すとのことなので、なかむらたかし監督の「寫眞館」がむっちゃ見たいっす!

あ、そうそう、「rain town」は前回コンペにも入ってたんですよ。
石田祐康さんといえば「フミコの告白」とか、いま 残響のテロル の前に入るノイタミナアイキャッチでも一瞬見れる「ポレットのイス」の方ですよね。
「ポレットのイス」: http://youtu.be/l03lLXvUx7k


そんなわけで、「アートアニメ興味ないし」というアニメファンの方にも是非会場に来ていただきたいなと思うのでした。

もちろん広島アニメフェスは「作家のため」というのが第一になっているので、正直ただのアニメファンが行くと不親切だなと感じることもあります。
だからこそ「ただのアニメファン」の私は広島のいわゆるアニメ好きの皆さんに会場に行ってもらいと思っちゃうのです。
行く人が多くて、アンケートとかにもそういう傾向が出れば今後だんだん、ただのアニメファンにも優しい運営になるかもしれないし!
広島アニメフェスが盛り上がって、広島のアニメ放送も増えて欲しい!ほんとに増えて欲しい!


泣ける!とPerfumeとラセター監督と広島アニメフェス!

第15回広島国際アニメーションフェスティバル
2014/8/21~8/25アステールプラザで開催 http://hiroanim.org/




Perfume表紙の広島県発行フリー冊子「泣ける!広島県ガイドブック」。
先月ゲットして、開いてびっくり。
袋町の電停にPerfumeの三人が立ってる写真!

旧日銀、立て看板、垂れ幕、窓にラッピー(ていうキャラクターなんです白くて赤い鼻の)
広島国際アニメーションフェスティバルのプレイベント中だ!!
これ→ http://blogs.yahoo.co.jp/n21sat/15407060.html

私、このイベントに3日くらい行ってたの…PerfumeLEVEL3トート持って…。
ゴールデンウィークあたりに尾道にも行ったので、なんか、なんとなく近かったかもしれない感…!




それはさておいて、折角なのでPerfumeファンにも「広島国際アニメーションフェスティバル」を知ってもらいたい!!
ラセター監督とかゆかりがあるのでパフュクラさんなら押さえておいても損はないはずだ!と思うのよ。
というわけで。


広島国際アニメーションフェスティバル」は、2年に一度、広島市アステールプラザで開催されるアニメーションの国際映画祭です。
今年は8/21-25、第15回目、30周年の記念大会になります。

映画祭なのでメインはコンペティションという、各国から集まった作品を審査して賞を決めるものになりますが、それ以外にも沢山の作品の上映や展示など盛りだくさんになってます。
世間一般での「アニメ」というといわゆる日本のTVアニメのイメージが強いのですがこの映画祭での「アニメーション」は短編が基本で、
一人の作家が一人で手描きしたような作品とか、
人形をコマ撮りした作品や、
砂で描いたもの、粘土だったり、
CGだったり、とタイプは様々で、
教育テレビとかCMなんかで見るような雰囲気の作品が多いです。


具体的には「ニャッキ!」とか「つみきのいえ」「ウォレスとグルミット」あたりだと興味ない方でもご存知かなーと思うのですが。
(「つみきのいえ」は前にかしゆかオススメしてたし。)
PerfumeのPVやライブ時の背景映像なんかもモノによっては広島アニメフェスで上映されてもおかしくないと個人的には思います。


そしてそして歴代受賞者の中には「カーズ2」でPerfumeファンにも大変お馴染みのジョン・ラセター監督のお名前もあるのですよー。
1987年 第2回大会カテゴリーE(上映時間が5分以内の作品) 1位「ルクソーJr」
現在とちょっと賞の仕組みは違うようですが。「ルクソーJr」はピクサーロゴの原型というか、あのデスクランプさんのアニメなので聞いたことない人も実は知ってるかも的な。
ちなみに1990年の第3回大会には国際審査委員として参加されてます。


アステールプラザ近くの「OTIS!」というお店(音楽ライブもやったりするらしいメキシコ料理屋さん)の入り口の壁にはラセター監督が描いたという可愛いイラストも残ってます。
トイ・ストーリー」を作るきっかけにもなったとかなんとかという「ティントイ」という作品のキャラクターだそうで。
これ結構すごいことだと思うんだけど、なかなか広島市民にも知られてないぽいのが勿体なーい。


というわけで、でPerfumeと対面するずっと前からラセター監督は広島にゆかりがあったのです!
そういう意味でもPerfumeポリリズム」の「カーズ2」劇中歌起用はPerfumeファン兼、広島アニメフェスファンにはやたら嬉しかったのでした。

広島国際アニメーションフェスティバル」&マスコットキャラクターのラッピー。
ぜひ、名前だけでも覚えて帰ってください~。



広島メディア芸術振興プロジェクト「アニメーション・まんがアート展」

第15回広島国際アニメーションフェスティバル100日前イベント
平成26年4月26日(土)~5月5日(月・祝)
10:00~19:00
日本銀行広島支店
 
 
「アニメーション・まんがアート展」に行ってきました。
一応ボランティアとしてお手伝いに行ったのでまだ展示はさらっとしか見てないのだけどレポってみる。
場所的にきっとフラワーフェスティバル期間中は良い休憩所になるものかと。
(飲食できませんが日陰でひとやすみに最適)
 
入り口付近はこんなかんじ。
 
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古い銀行の建物なだけあって入り口がせまかったりちょっと入りにくい雰囲気があるかもですが気にせず入っちゃってください。
 
 
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受付には会場の案内図とか
広島国際アニメフェスのチラシとか
8月のアニメフェス期間頃に県立美術館でやるムーミン展とか広島市現代美術館のチラシとか
NPO法人広島アニメーションシティさんが編集されてる「広島アニメーションだより」とか
アニメフェスボランティアの募集案内とか
(外国語で日常会話とか、期間通して参加できる人が望ましいと書いてある…わたし全く要件を満たしてないけど申し込んでるよ!)
アンケートも配布してるのでアレコレ書いてお帰りの際、回収ボックスへぜひぜひ。
あとラッピーのステッカーももらえるよ。
 
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受付からくるりと振り向いていただくと広島アニメフェスPRコーナーが。
 
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受付の横を抜けて右側の小部屋では学生CGコンテストの受賞作品上映が。
 
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椅子があるのでゆっくり見れそう。
アニメでは「コーポにちにち草のくらし」とか「Airy Me」(結構怖い)はネットで見たことあるけどすごいので大画面であらためて見たいかも。
→ちなみに学生CGコンテストのページ http://www.cgarts.or.jp/scg/2013/prizes/index.html
 
 
 
広い部屋に入ると右手に「調べて描くアニメーション映画『この世界の片隅に』の世界展」
 
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レイアウトの展示と、なんか映像も流れてるぽいぞー。
 
 
まっすぐ奥の廊下に出て左手に進むと「映像ショーケース」と「立体ゾエトロープ」のコーナーがあるようなのですがうっかり行きそびれました…。
 
 
大部屋に戻って「広島ゆかりのマンガ展」
マンガと色紙の展示のみならずマンガ読めるぞ!
 
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中央にワークショップ+トークライブ用のスペースがあって、初日午後はゾートロープのアニメ作り体験ができました。
ゾートロープはこういうくるくる回して見るやつで作るのは12コマ?くらいの。

 
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比治山短大の皆さんがとても親切であったことよ。ありがとうございました。
 
 
明日以降はこういう↓
 4月27日(日)あすなひろしトークライブ
 4月29日(祝)イラストワークショップ
              あすなひろし原画展ギャラリートーク
 5月 3日(土)片渕須直監督トークライブ
 5月 4日(日)アニメーションワークショップ
 5月 5日(祝)映像ワークショップ
 
 

大部屋の突き当りにはアニメ・デザイン系学校のコーナーがあって映像も流れてるしお持ち帰り自由の冊子なんかも。
 
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奥の廊下に出て階段で地下へ。
 
 
あすなひろし原画展ヒロシマ」部屋が細かく分かれてるのでウロウロ。3部屋かな?
あすなひろしさんの漫画を読んだことないのですが…という方もぜひ。しっかり読めるコーナーもあるようで。
 
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手描きの絵ってやっぱり素敵。漫画原稿もカラー絵もあってとてもきれいだったのでちょっとまた後日あらためてじっくり見ようと思います。
 
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んで、BSマンガ夜話まで流れている。これも時間あったら見たい。
 
 
 
奥の部屋では 映像展示「惑星」
バルーンにプロジェクションマッピングしてあってキレイ!
 
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部屋の奥まで入って裏側も見ると違う映像が投影されててそっちもキレイ。
 
 
 
 
という感じで一応ひととおりかな。
入場無料だし写真撮影もOKという太っ腹イベントなので皆様是非ご来場の上、ブログなりツイッターなり友達同士の口コミなりで広めちゃってください。
んで8月はぜひぜひ広島アニメフェスへ。