「みんなのうた」と広島アニメフェス

第15回広島国際アニメーションフェスティバル
2014/8/21~8/25アステールプラザで開催 http://hiroanim.org/



この時期、広島市現代美術館広島県立美術館あたりで「みんなのうた50年展」的なものやって欲しいなーと思ったりするのですという話。


広島国際アニメーションフェスティバルで上映されるアニメってどんなもの?」

ていう問いには「NHKみんなのうた みたいな感じ!」と答えるのが手っ取り早いような気がするからです。
もちろん「みんなのうた」には完全実写のもあるし厳密に言えば違うんだけど。


まずは「みんなのうた」公式の動画ページを別窓で開いていただいて
http://www.nhk.or.jp/minna/movie/index.html


このなかで「いわゆるアニメ」という感じなのは2段目右端「カゼノトオリミチ」
もうこれ本当に曲も映像も大好き。放送見たとき、たった数分で泣きましたよ私は。
ちなみにアニメーションは望月智充さん、近藤勝也さん、田中直哉さんというスタジオジブリの「海がきこえる」メンバー?!という。
広島アニメフェスで「いわゆるアニメ」が上映されることもままあります。
ジブリ作品が上映されたこともありますし、高畑勲監督は来場されたことがあるはず。


次は右下「アオゾラ」
手描きの柔らかい絵本のようなタッチ。
南家こうじさんのアニメーションて本当に絵も可愛いし動きも気持ちいいし色んなタイプのものを作られててすごい!大好き!
だってこの方、「うる星やつら」のオープニング&エンディングアニメとか、「スプーンおばさん」のキャラクターデザインもやってるんだよね。
テレビアニメでもOP&EDはわりと実験的なものも多かったりして面白い。
あんみつ姫」とか「らんま1/2」のもすっごい好きだし、クレジット出てないけど「クリィミーマミ」もそれぽい感じだし音と絵のタイミングがたまらんのですわー。


ではあらためて左上からサクサク行きます。


月のワルツ
これも好きっス。うん、基本「みんなのうた」全般好きなんだけども。
これも「いわゆるアニメ」方面だけどちょっと不穏なアート作品ぽさが滲んでます。


ぼくはくま」「メトロポリタン美術館
人形を1コマずつ動かして撮るタイプのいわゆるコマ撮りアニメもアートアニメ方面ではスタンダードな感じで。


グラスホッパー物語
コマ撮りアニメ+実写のっぽさんが合成されてちょっと複雑な感じに。
伊藤有壱さんはEテレプチプチアニメでお馴染みの「ニャッキ!」を作られてる方です。
広島アニメフェスにもよく来場されてるのでよくスタッフさんのTシャツとかにニャッキサインが描かれてたりします。いーなー。
ちなみに今年も8月23日9:15からの「子どものためのアニメーション」プログラム内で「ニャッキ!」上映されるそうです。


二段目以降、絵本が動いてるようなタッチのアニメーションとかコマ撮りとか色々と。
「いわゆるアニメ」とは違うけど皆さま全然馴染みがないというわけでもない感じじゃないかなと。


下から二つ、右から二つ目の「セルの恋」
加藤久仁生さんの「つみきのいえ」アカデミー短編アニメ賞受賞は有名ですが、広島アニメフェスでもヒロシマ賞と観客賞をとってらっしゃいます。
会場にも来られてたのよ。


これ以外にも「みんなのうた」には粘土アニメも砂アニメもCGアニメもあったりとアニメーションの多様性が感じられるし、
久里洋二さんとか古川タクさんとか広島アニメフェスによく来られてるお馴染みの方々の作品も多いし。
絶対良いと思うので2年後あたり是非検討よろしくお願いします!

と、「みんなのうた」の映像が好きな人は広島アニメフェス方面のアニメも好きなのあると思うので是非いろんな短編アニメを見てみてください~。