くま

人生に乾杯 を見た。
 
こんな ほのぼのする犯罪 映画はじめてかも。
 
はじめしばらくはどれが誰か、
何が起きてるのかわからなかったけど。
 
メインは二組。
行き詰まって強盗行脚に走った老夫婦(過去回想あり)と
彼の破廉恥スキャンダルで秋風が吹いてる若い刑事カップル。
どちらもなんか可愛い人たちなのだ。
 
基本的には「倫理的にどーよ」って思っちゃうので
犯罪映画というジャンルはそんなに好きじゃないんですが。
なんかこの老夫婦は非常に上品なので好感が持ててしまうのです。
しかも上品なのに、なかなかやりおる。
 
 
ハンガリーってあんまり知らないのだけど。
どこの国でもやってるのミリオネア。
時々ドイツ語?
けっこう日本車走ってるのね。
年金問題やら社会不安やらは日本も変わらんかも。
 
 
81歳と70歳。
我が家も九歳差夫婦なので20代のうちは驚かれたけど。
じーちゃんばーちゃんになれば大して変わらないよね。
 
でもこの映画の夫婦を見るに、何歳であろうとも
年下の奥様は可愛がられてる気がしたなんとなく。
そして年上の旦那様はついて行くべき存在なのである。
それもあってこの二人はとても可愛らしい。
 
 
 
 
ストーリー終盤。盛大にネタバレ。
 
 
突っ込む車に私の涙ダムは決壊だばだばだば。
 
若かった二人の回想シーンにだばだばだば。
 
どうやら幸せになれそうな刑事カップルの彼女が、
ニュース見ながら思いを巡らせて・・・満足げな笑顔。
 
ああもう!だばだばだばだば。
 
 
犯罪映画の終末は
死んで終わるが常套だけどそれだけじゃ寂しい。
 居直られると「倫理的にどーよ」と思って後味が良くない。
 
この映画の鑑賞後の爽やかさはなんだろう。
海を見られますようにと願わずにはいられない。