第12回大会 そのなな

 
前回の第12回広島国際アニメーションフェスティバル(2008年8月7日から11日)回想。
 
受賞作品感想

感想なしのものは受賞作品上映が無かったものとか。
二日目のコンペで見たものもいくつかあった。

優秀賞
 
ラヴァトリー・ラヴストーリー
コンスタンティン・ブロンジット
(ロシア)
 
ロスト・イン・スノー
ウラディミール・レスチョフ
ラトビア
 
ジョン・アンド・カレン
マシュー・ウォーカー
(イギリス)
 
ラプサス
ホワン・パブロ・ザラメラ
(アルゼンチン)
おーまいがっおーまいがっ!
シスターが白黒トリックでエライことになっちゃうアニメ。
○ッキーとか何かファミコンぽいのとか、面白かった。
 
ベトン
アリエル・ベリンコ 、マイケル・ファウスト
イスラエル
これも二日目にみたやつ。
学生作品だってのにびっくり。
 
ミナスキュル - てんとう虫
トマス・サボ(
フランス)
お客さんの反応はやはり二日目とほぼ同じだった。面白い。
 

国際審査員特別賞
 
ドント・レット・イット・オール・アンラヴル
サラ・コックス
(イギリス)
 
キャンディド 
ゼペ
ポルトガル
 
ジハルカ
オレグ・ウジノフ
(ロシア)
二度目だけどやっぱり楽しかった!13分が苦にならない。
 
オクタポディ
ジュリヤン・ボガビエル、フランソワ・ザビエ・シャニュー、 オリビエ・デラバー、
 ティエリー・マショー、クエンティン・マミエー 、エムド・モクベリ
(フランス)
ファインディングニモ(見たことないけど)的?
コミカルですごい疾走感。
 
KJFG No.5
アレクセイ・アレクセイェフ
ハンガリー
ぉぅぉうぉぅぉぅ~♪
絵柄的にはまんが日本昔ばなし的な感じで力が抜けててイイ。
すっかりハマりました。
 
マダム・トゥトゥリ-プトゥリ
クリス・ラヴィス、 マチェック・シェバウスキ
(カナダ)
ホラーサスペンスな感じ。オチなし?
滑らかな動きの人形マダムは目ヂカラ強くてジョニーデップ似。
とか思ってたら、目だけはホントの人間だったのか。
 
ア・リトル・ファーザー
フランソワーマルク・バイェ
(フランス) 
次から次へと食物連鎖?すっきりした割と可愛らしい画面。
 

木下蓮三賞
ブレックファスト
イザベラ・プルシンスカ
ポーランド/ドイツ) 
半立体な感じもしつつ。
お話はよくわかりませんでしたが。
 

デビュー賞
ザ・ハート・イズ・ア・メトロノーム
ジャン・シャルル・ムボッティ・マロロ
(フランス)
二日目のコンペで見たやつ。
なんか微妙な表情がいい感じ。 
 

ヒロシマ賞&観客賞
つみきのいえ
加藤久仁生
(日本) 
メルヘンちっくだけど少し物悲しいような静かな画面。
特別派手なことも何も起きないのだけど、
水の中の過去に潜って行くおじいさんの描写が寂しいような切ないようなで涙が出ました。
不思議な世界観なんだけどすごくすんなり受け入れられたし、終わり方も温かくてよかった。
 

グランプリ
カフカ 田舎医者
山村浩二
(日本)
セリフ部分がなんか狂言だ。
と思ったらなんと茂山家
アステールプラザでは茂山狂言会も控えてるし。
今年のプログラムにもカフカとかあったし。もはや出来すぎ感すら漂う。
造形にしても動きにしても画面全体の空気感やら何やらとにかく圧倒的という印象。
お話は救いが無くて愛と平和の対極な空気のアニメ。
確かに傑作だけど個人的には重くて怖くて苦手だった。
 
 
日本人W受賞は初めてのこと。すごいなぁ。
上映が終わっての出口では最後の号外ラッピーニュースの配布。
受賞作紹介速攻で作ってたのね。

作業も終わってお客さんも退いて、
あとは関係者ぽい人たちが今夜の打ち上げの計画をしてるような雰囲気の中
大ホールの会場班スタッフも解散。
せっかくなのでと貼ってあった大会ポスターを一枚貰って帰りました。
 
たった数日、特に何の手伝いが出来たというわけでもなかったけど、存分に楽しませていただきました。
 
 
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