第11回大会 そのいち

 
第11回広島国際アニメーションフェスティバル(2006年8月24日から28日)を思い出してみます。
このときもホームページに日記書いてたのでそれと当時のチラシ類をもとに。
この大会のポスターは広島アニメフェスの釣り人、久里洋二さん
三度目のアニメフェスには1プログラム券一枚だけ買って一人でぷらぷら行ってきました。

王と鳥」でもやってくれないかなーと思っていたのだけどなかったので
死者の書」(結局まだ見てない)と迷って結局見たのは
 
ルネ・ラルー回顧特集1」
 
インタビュー
何か出版記念?いやアヌシー2002て出てたような。
予備知識があんまりないので助かりました。
日本語字幕の上部分がやや切れかけてて見えない部分もあったけど。
 
ファンタスティック・プラネット
第一印象・あれ?音楽どっかで聞いたことあるような。
気持ち悪いんだけど意外と不快さはないという。
ドヌーク人の少女が可愛く見えてしまうのは不思議なんだけどみんなそうだよねきっと。
 
猿の歯
こりゃわけがわからんわい。まさに変な夢見た時の感じ。
しばらくしてネットでビョークのPV「Army Of Me」 見たら似ててびっくりした。
ビョークといえば「Earth Intruders」がPVも含めて好きなんだけど、
そっちは作ってたの「キリクと魔女」のミシェル・オスロー監督だったぽい。)
 
かたつむり
おじさんの滑稽さにやや和んでいたら。
なんだそのかたつむり?!
再びおじさんに戻ってきたかと思ったら。
今度はうさぎかよ!(笑)という。

全体的に悪夢を忠実に映像化してあるような世界と雰囲気かなと思いました。
思い返すごとにますます不思議な印象になっていくような。
たしかに不気味なんだけど何だか可愛くもあり。
へんてこりんなのであんまり誰にでもオススメは出来ない気もするけどなかなか良かった。
 
時間が早い「ルネ・ラルー」を見て、そのあとどうしても見たくなったら
死者の書」を当日券で見ようという計画だったけど、
結構「おなかいっぱい」な感じになったので「死者の書」は見ないことにして
5階の展示スペースをみて回る。
 
ルネ・ラルー
インタビューの映像内でも紹介されてた彼の絵や長編アニメの原画等。
油彩画なんかも面白くてよかったけど、墨汁で描かれた絵が
なんともいえない不思議なモノクロ写真のようになってて印象に残った。
ファンタスティック・プラネットの原画も細かくてきれいだった。
あと「時の支配者(作画はメビウスでしたっけ)の原画がすごいきれいだった。
なるほどナウシカに通じる感じ。
 
スイスのコミックアート
ここで流れてた映像が結構面白かった。
時間があれば一通り見てしまいたかったなぁ。
次々に名画リレー(キリコとフェルメールがあったのは覚えてるんだけど)
していくような映像とか、鹿と犬の切ない話とか。
死者の書」が始まる前だったせいか、初日なせいか、人がほとんどいなくてちと寂しかった。
 
1階入り口すぐのところのプレフィルムマーケット?でチラシをあれこれ貰って帰る。
学校の売り込みコーナーという感じ。
ここも学生作品流してたり、
文化庁メディア芸術祭のブースでも映像流してたし、あれこれ見たら楽しそうだった。
しかしそれにしても、学生でもなければ、これから進学する人でもその親でもなく、
クリエイターでもなければ買い手企業でもなんでもない私はまったくもって場違いであった。
でも大学(女子美とか多摩美とか)案内のパンフレットとか普通に見るだけでも楽しいので良い収穫。
 
 

海外のクリエイターとかアート系の学生さんぽい人たちが多い中、(もしくは子供連れ)
ただのアニメ好き主婦がなんとなしに行くとちょっと居たたまれない気分にもなることも。

もっとアニメフェスが盛り上がれば一人で行っても居たたまれなくならないのではないか!
と、思うのでどうぞ盛り上がってください。