少女の友

四月に買った本。

少女の友 創刊100周年記念号
 明治・大正・昭和ベストセレクション
 
図書室で、中原淳一の絵の載った
童画集に魅了された小学生の頃。
我ながら渋い。
 
 
この雰囲気が好きというのは
千年女優」好きなのにも繋がってるなーと思う。
 
高潔なる少女の魂。
というほど大げさなものではないけど。
千年女優」藤原千代子は老いてなお少女そのもの。
 
 
少女という言葉の魅力。
男を意識した「女」になる前の
恋に恋する、少女に恋する、ただ一人を追いかける少女の
それこそ「今を生きる自分自身が好き」というような。
そういう美しい(ある種、潔癖な)世界観。
 
自分自身もそういう少女性を持ち続けたいと思っている。
いや、若造りしたいとかそういうのじゃなくて。
少女性が感じられる女性ってなんか上品だなと思うのです。
 
 
大好きな日本画家、上村松園の絵とかを見に行くと
品の良さそうな老婦人なんかが多かったりしてたけど。
ああいう人たちがリアルタイムで読者だったのかなぁ「少女の友」。