年末京都旅行

書き忘れてた年末の京都旅行話をば。
 
きっかけは、日曜美術館アートシーンで「皇室の名品」展を知ったから。
テレビ見終わって(京都行ったら見れる…どうしよう京都行ったら見れる…)と泣いた。
美術展案内見て涙する人はなかなかいないかもしれない。
 
かれこれ10数年
「ぼくはどうしても上村松園の雪月花が見たいんだよパトラッシューっ」と言い続けていた絵が見れる。
見たいと思ってすぐならここまでじゃないのだろうけど、宮内庁所蔵なもんで美術展に出ることがなかなか無い絵なのです。
 
 
そんなこんなであわてて京都旅行を計画。無職で良かった!(オイ)
 
ちなみに。
 
 
 

一泊二日の京都旅行で初日も二日目も美術館に行き、同じ美術展を見て、泣きました。
初日はもう入り口前からハンカチ握り締めて(この先に…雪月花があるぅ…どうしようアワアワ)というおかしなテンションで。
二日目は二日目で、次いつお目にかかれるかわからないから名残惜しくて半泣きで会場から出る不審者っぷり。
 
実際目にした雪月花は思っていたよりは経年劣化というかシミがある状態(持ち主に愛されてよく見られてたのだろうなと思う)だったけど、作品自体は本当に素晴らしかった。
月の構図がものすごく好きなんだけど、実物見て一番凄いと思ったのは雪だった。
美しいというだけでなくて「清らかな」と感じるような。
わたし小学生の頃に枕草子にはまってたんだけど、今思うとこの絵に惹かれたってのもあったのかなぁ。
 
雪月花以外の展示品も素晴らしいとか凄まじいとか(並河七宝とか海野彫金とか)可愛らしいとか(鼬とか犬とか鶏とか)たくさんあって。
全体的にすごかったから2回行ってゆっくり見れて本当に良かった。
 

 
美術展以外は年末で開いてるところも少ないからあっさりした予定で行ったのだけど。
初日、美術館から出て平安神宮行ったら吹雪きはじめて(きゃー見たかった絵は見れたけどお迎え来なくていいからパトラッシューっ)と焦ったり。
凍えながら三条うろうろしてたら、たまたま便利堂という美術館のポストカードとか売ってるお店に出合ったり。(すごく素敵なお店だった。山口晃さんのポストカードとかクリアファイルとか買って帰ったよ。)
翌日、雪の銀閣が見られたり。
 
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大変ラッキーな旅でした。私は幸せ者だ。