70年

広島市現代美術館へ行ってきた。
暑くて思考もまとまらないよ!


「日本の70年代」
という特別展なのだけど、比重としては1968-1970の部分が重かったような気がする。

学生運動大阪万博の頃の深い闇とエネルギー。
なんというかアングラ・サブカル感漂うものが多く感じたので
「このへんの雰囲気に比べると、とかく言われがちな最近の若者って超健全じゃわ」
とか思ったりした。
もちろんこの展示が70年代のすべてでは無いからこの発想もおかしいんだけど。


宇野亜喜良さんの絵とかは今の若者も惹きつけるものだと思う。
個人的には児童書の挿絵で出会ってからずっと怖くて若干苦手なのだけど…
ポスターや雑誌の表紙は配色もすごいし冒険してるなーと感じるものも多かった。
マガジンの表紙とかあれ本当???


この展覧会でちらほら名前を見かけた寺山修司
中学生の時に「ポケットに名言を」を買って今でもたまにチラチラ読むのだけど。
…私どうも寺山修司という人を実体の無い人のように思っている気がした。
この人本当に存在したんだろうか?みたいな。


展覧会出口に70年代の再現学生部屋があった。
自分の世代だったらまた一段と面白かったんだろうなぁ。


現代美術館久々に行ったらショップとか変わってた。
ショップにあった「フロシキシキ」が気になった!かわいい。
ビニールの貼り付きってこれまであまり良いイメージなかったから目からウロコ。
縫ってないし留め具もついてないけど貼りつくからポーチになるのかー。

入り口が広々きれいになってて図書コーナーとか小さくなってたし。
スタンプ7個で一回無料というスタンプカードができててこのデザインがまたオシャレさん。



現代アートはよく分からなかったり時々感じ悪いものがあったりして
なかなか親しみを持ちにくい分野だけど新しい感覚のものが多いから色々見るといいんだろうなと思う。
70年代展ですら「斬新だ」と思うものがたくさんあったし。



個人的願い。
アニメフェス関係のものとかライゾマさんのメディアアートとか山口晃さんの展覧会とかをやっておくれー。